家事のプロが教える!クローゼットや下駄箱の湿気対策

“もうすぐ梅雨。収納している洋服や靴に、カビが生えたらどうしよう…そんな心配を解消するために、収納スペースの除湿対策をしませんか。
今回は、家事代行サービス「カジタク」を運営するアクティア株式会社のスタッフ・西田美保さんに、除湿剤を使ったカビ対策や「重曹除湿剤」の作り方を教えてもらいました。

梅雨は要注意!クローゼットや下駄箱はカビの温床!?

カビは、気温が25℃、湿度が70%を超えると繁殖しやすくなるといわれています。特に、梅雨時のクローゼットや下駄箱は空気がこもりやすく、湿気もたまりがちです。

そこで活用したいのが除湿剤。市販の除湿剤にはさまざまなタイプがありますので、種類ごとに効果的な使い方をご紹介しましょう。

出典:文部科学省「カビ対策マニュアル-実践編-1-4 温度・湿度データの記録と解析」

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/003.htm

除湿剤の効果的な使い方

それぞれ、どのような場所に置くと効果があるのか、見ていきます。

 

① 床置きタイプ

塩化カルシウムが主成分で、容器内に水分をためます。湿気は空気より重い性質を持っているため、棚の上よりも、床に近い場所に置く方が多くの水分を吸収できます。

【おすすめの設置場所】

下駄箱、押し入れ、ベッド下や家具のすき間、脱衣所、トイレなど。

【効果的な設置方法】

床面や棚の隅など下段に置く。通気口をふさがないよう水平に設置。

 

② シートタイプ

薄いシート状で、保水剤が含まれています。湿気を吸うとゼリー状になる「塩化カルシウム」を使ったタイプや、乾かして再利用できる「シリカゲル」を使ったタイプがあります。

【おすすめの設置場所】

衣装ケースの中、引き出しの中、布団の下、ベッドマットレスの下など。

【効果的な設置方法】

引き出しなど狭い場所ではサイズに合わせ、小さくカットして使うとよい。

 

③ 吊り下げタイプ

クローゼット全体を効率的に除湿。薄型で場所を取らず、衣類と一緒に掛けられます。

【おすすめの設置場所】

洋服をかけて収納するクローゼットなどの空間。

【効果的な設置方法】

衣類と密着しすぎないよう、少しスペースを空けて吊るすとよい。

コスパが良い「重曹除湿剤」がおすすめ!

自宅内のすべての収納スペースに除湿剤を置くには、かなりの数が必要になるため、コストが気になりますよね…。そこでおすすめなのが、重曹を使った手作りの除湿剤。今回は、「カジタク」が推奨する重曹除湿剤の作り方を教えてもらいました。

 

重曹が除湿に効果的な理由

キッチン掃除で活躍する重曹ですが、除湿剤としても優秀。塩化カルシウムのように一気に吸湿するわけではありませんが、空気中の湿気をゆっくり吸い取ってくれます。

 

・作り方

① 空き瓶や紙コップなどの容器に、重曹を7〜8分目まで入れます。

② 上からガーゼなど通気性のある布をかぶせ、輪ゴムでとめます。

③ 下駄箱やクローゼットの隅に設置しましょう。

★湿気を吸った重曹は固まってくるため、2週間を目処に交換するのがおすすめ。

 

使用後の重曹の使い道は?

除湿剤として使った重曹は、掃除用として再利用できます(調理には使わないようにしましょう)。シンクやガスコンロの油汚れや水アカもすっきり。三角コーナーに振りかけておけば、嫌なニオイの発生を抑える効果も期待できます。

まとめ

梅雨の湿気対策は、空間に合わせた除湿剤を使うことがポイントです。中でも重曹は、消臭や掃除にも使える頼もしいアイテム。

クローゼットに服を詰め込みすぎたり、脱いだ服をすぐ収納したりするのは避けましょう。また、こまめに換気するだけでもカビの予防につながります。除湿機やサーキュレーターを併用するのもおすすめです。梅雨の季節はぜひ、こまめなクローゼットの換気を意識してみてください。

 

 

 

【取材協力先】

家事の宅配「カジタク」

https://www.kajitaku.com

イオングループとして、アクティア株式会社が提供する、家事代行サービスのブランド。

家事代行、整理収納、ハウスクリーニングなど、約70万件の家事サービスを提供してきた実績を持つ。

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