プロ直伝!花粉の時季の洗濯術【干し方編】

毎年つらい花粉症シーズンを乗り切るポイントをお伝えします。
後編は干し方のコツをご紹介します!

洗濯のプロ直伝! 花粉が気になる時季の洗濯の干し方教えます!!

これから3月にかけてピークを迎える花粉症。

対策として、洗濯物の部屋干しを行っている人も多いと思いますが、

「大物は外で干すしかない…」「部屋干しするとニオイが気になる」といった悩みもよく耳にします。

そこで洗濯のプロ・花王株式会社の福地さんに洗濯物を乾かす時の花粉対策や、部屋干しのコツについて教えてもらいました。

【花粉対策1】外干しをする時は天気予報をチェック!

 

花粉対策には部屋干しがベストですが、シーツやバスタオルなど大物を室内に干すのは、

スペースがなく難しいかもしれません。大物は、天気予報をチェックしてから洗濯するのが

おすすめ。花粉の飛散量が少なく湿度が高めの日や、洗濯物に向かって風が吹かない日を選ぶとよいでしょう。

乾いたら早めに取り込むのもポイントです。

【花粉対策2】花粉を落としてから洗濯物を取り込む

 

 


■意外な落とし穴!夜間の外干しも要注意!

 

スギ花粉は昼間に開花して飛散するため、夜なら外干ししても大丈夫と思われがちですが

昼間に地面にたまった花粉が舞い上がることも多いです。

夜の方が多くの花粉が付着したという調査結果もあるため、夜に外干しした際も油断せずに

花粉を払い落としてから取り込んでください。


 

【部屋干しのコツ】“イヤなニオイ”を防ぐ乾かし方

花粉対策のため室内に洗濯物を干している人の中には、部屋干しのニオイに悩んでいる方も

多いのではないのでしょうか?

このイヤなニオイの原因は、生乾きの状態が続いて、洗濯物に残った菌が増殖してしまうことが考えられます。

ニオイの発生を防ぐため、早く乾かすこと室内干しのポイントは以下の3つです。

 

・衣類が密着しないよう、こぶしひとつ分の空間を空けて干す

・エアコンのドライ機能や除湿機を使って部屋の湿度を下げる

・扇風機やサーキュレーターの風を衣類に直接当てる。

 

またジーンズやフード付きパーカー、バスタオルなど乾きにくいものは、ピンチハンガーで工夫して干すのがおすすめ。

布が触れ合う部分を最小限にし、空気を通りやすくすると早く乾きます。

 

 

そのほか、厚手のものは洗濯機の乾燥機能や浴室乾燥機を利用し、薄手のものは部屋干しするといった使い分けも

おすすめです。

光熱費が気になる場合は、ある程度まで乾燥機能で乾かしてから部屋干しするとよいでしょう。

汚れを残さず、早く乾かす洗濯のひと工夫で、花粉の季節を快適に過ごしてくださいね。

 

〈取材協力〉

花王株式会社

経営企画部門 コンシューマーインテリジェンス室 福地奈津子さん
「花王『My Kaoくらしラボ』」https://my.kao-kirei.com/kurashi-labo/