ニュースリリース

2024/01/16
ニュースリリース

ビッグデータを活用した「モビスキャ®」と「AI道路工事検知ソリューション」の利用開始

ビッグデータを活用した「モビスキャ®」と

「AI道路工事検知ソリューション」の利用開始


 

 岡山ガスはNTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)と協力して保安向上のための新技術を2024年1月12日に東京都千代田区大手町のNTT Com本社で発表しました。

 通常ガスや電気、通信や水道、下水道、道路工事といったインフラ工事は着手前に相互に情報を共有し、設備の破損事故を防止することになっています。そのために定期的に行っている社用車でのパトロールのコスト削減や人材不足を解消するためAIによる画像診断技術を利用するサービスの提供開始のお知らせです。

 NTT ComがDocomoの5G技術を活用し、街中を走行するバスやタクシーなどのドライブレコーダーから、映像データを効率的に収集し活用する「モビスキャ®※1というサービスを開発しました。岡山ガスは、この「モビスキャ®」を活用した「AI道路工事検知ソリューション」の「データ活用パートナー」として、当初からこの企画にAIの学習担当として参加し、実証試験を重ねることで検知精度を向上させてきました。

 このサービスでは、映像データから道路およびその近辺での自社以外のインフラ工事をAIが判定し、必要な情報のみを抽出してサーバーに蓄積します。またAI技術を活用することで、データ容量を削減し、個人情報の保護を行った上で有効なデータのみを受領する仕組みになっています。さらに、岡山ガスの既存システムである「保安管理システム」と連携させ、工事の未知/既知の判定をするとともに、その工事による危険度レベルを管理することで、より効率的な現場管理を行っています。

 この「モビスキャ®」の映像を提供するモビリティパートナーやデータ活用パートナーが増えれば、より安全性が向上するだけでなく、多くの高品質な映像データを提供することができます。岡山ガスでは、他の点検業務に利用しているドローンにも将来AIカメラを搭載し、収集する画像を増加させることや、工事情報だけでなく、地域のみなさまの安全性を向上させるさまざまなサービスに発展させるために開発協力を続けていきます。

 


お問い合わせ先

岡山ガス:供給部 供給保安グループ kyokyu-hoan@okagas.co.jp

NTTコミュニケーションズ:プラットフォームサービス本部 5G&IoTサービス部 IoTサービス部門

関連記事は https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2024/0112.html

 

「モビスキャ®」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

※1:「モビスキャ®」は株式会社NTTドコモが提供元であり、NTTコミュニケーションズ株式会社が代理人として保有する契約締結権限、および包括的な業務受託にもとづき販売する予定です。